酸化染毛剤(ヘアマニキュア)の特徴とは?

カラー知識


本記事では、ヘアマニキュア(酸化染毛剤)についての理解を深めていただく。

美容室では一般的に「マニキュア」と呼ばれますが、マニキュアとはどんな特徴があり、普通のカラー剤とは何が違うのかをまとめていきます。

これも、カラーを極めていく上で、知っておく必要があるので、ぜひ理解しておいていただきたい。

では早速。



ヘアマニキュアってどんなカラー??


✂︎ヘアマニキュアの特徴


まず、ヘアマニキュアの特徴はざっとこんな感じ↓

 

  • 髪の毛の表面にコーティングするように染毛
  • ダメージが少ない
  • 皮膚についたら落ちにくい
  • 髪質が硬めの質感になる

 

✔︎髪の毛の表面にコーティングするように染毛


マニキュアは、普通のカラーと違って、色素が髪の毛内部に入り込まず、表面にコーティングするように染まるのが大きな特徴だ。

◯少し詳しくいうと、髪の毛の表面の(+イオン)に対して、マニキュアの成分である「タール色素(−イオン)」が結合して、染まる仕組みだ。

 



✔︎ダメージが少ない


◯普通のカラーは、髪の毛内部に、カラーを浸透させるときに、ダメージが大きくなるのですが、

マニキュアは、色を表面にコーティングするだけなので、毛髪へのダメージも少なくて済むのがメリット。(脱色作用も無い)


カラーに関してはこちらを↓↓

✔︎皮膚や頭皮についたら落ちにくい


◯マニキュアは、髪の毛もしっかり染まるのですが、頭皮や皮膚についても、染まりやすい。

そのため、髪の毛に塗布するときも、頭皮に着かないように、根本を少し開けて塗布するのだ。

 

※そこで、美容師の技術(ゼロテク)が必要になる。(コームなどで、頭皮につけずに染める技術)


もし、顔や体についてしまったときは、より早く石鹸で落とすようにしてください。(間に合わないかもしれないが…数日経てば落ちるかもw)


✂︎カラーとマニキュアの違い



上記で少し触れたが、カラーとマニキュアの違いについてまとめておこう。

  • 染まり方の違い
  • ダメージの違い
  • 色持ちの違い

 

✔︎染まり方の違い


まず、染まり方の違いはです。

普通のカラー剤は、髪の毛のキューティクルをアルカリでこじ開けて(これによって髪の毛が痛む)、内部に薬剤を浸透させるのに対して、マニキュアは、表面にコーティングするように染めます。



✔︎ダメージの違い


このような染まり方の違いから、普通のカラーに比べて、マニキュアの方が、ダメージが少なく染めることができるのが特徴。

さらに、マニキュアには、アルカリなどの刺激成分が入っていないため、「かぶれ」「湿疹」などが起こりにくいので、体に優しいカラーと言える。

 

✔︎色落ちの違い


色落ちに関してですが、マニキュアは表面にコーティングするだけなので、カラー剤よりは体色が早いとされている。

更に、マニキュアは、汗をかくとわずかに色落ちする場合もあります。

としきくん
としきくん

僕の印象では、色落ちが早いと言っても、1〜2ヶ月は持っているように思います。

✂︎マニキュアはこんな人におすすめ


最後に、こんな人にマニキュアがオススメ!をまとめています。

該当する場合は、マニキュアに変えてみてもいいかも。

  • カラー剤が染みる人
  • 頭皮に薬剤をつけたくない人
  • 頭皮に湿疹などがある人
  • 髪の毛のダメージがひどい人
  • 髪の毛を極力痛ませたく無い人

✂︎動画も勉強にお役立てください

✂︎この記事を書いた人はこの人

・神戸市の美容師
・とくにナチュラルなショートやボブが得意
・仕事の合間にためになるブログを運営
・ギターを弾くのが好き
・写真撮影も好む
・DMにてご連絡お待ちしております
・としきのSNS【instaglam/youtube

・HOT PEPPYR BEAUTYからのご予約→【ご予約

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