ヘアカラーの種類について理解しよう!

美容師用技術解説編



ヘアカラーって、一言で言っても、実はいろんな種類があるのを知ってますか??

意外と知らなかったり、正しい名称が分からなかったりするはず。

そこで、本記事では、カラー技術を練習する前に、まず「カラーの種類」から理解していこうと思うので、一緒にやっていこう!

 

ざっくり目を通しておくと、今後の勉強に役立ちます。

※カラー剤が染まる仕組みはこちら↓


ヘアカラーの種類と区分



✔︎まず、カラー剤は、髪の毛表面に色素が付着して染色するものや、髪の毛内部に浸透し染色するもの更に、髪の毛のメラニン色素を脱色するものがあり、それらもカラー剤として扱われています。




 ◯ざっとこんな感じの分類わけがされている

 


カラー剤は大きく分けて「医薬部外品」と「化粧品」に大別されていて、そこから更に効果に分けて分類されている。

✔︎酸化染毛剤




まず、酸化染毛剤

これは、一般的に一番使われている、よくあるカラー剤のことで、

 

基本的に1剤+2剤を混ぜて使うものだ。


◯ちなみに1剤中には、酸化染料のパラフェニレンジアミン色調調整のカップラー直接染料のニトロ染料などがはっている


1剤中の酸化染料は、2剤の過酸化水素(オキシ)と混ざって酸化重合して、発色する。


そして、過酸化水素の効果として、染毛と同時に、髪の毛のメラニン色素の脱色も同時に行うのだ。


過酸化水素の濃度としては、一般的に

髪の毛を暗くするとき=濃度低めの1%〜3%

髪の毛を明るくするときは=4.5%〜6%

を使用すると良いとされている。

 

✔︎酸性染毛料


酸性線毛料は、主に、「ヘアマニキュア」や「酸性カラー」と呼ばれる。

酸性染料には「タール」が配合されていて、ベンジルアルコールなどの溶剤によって、キューティクルの表面にイオン結合で付着して染毛する。


酸性線毛料は、髪の毛のダメージが少なく、かぶれの可能性も少ないが、汗や水で落ちやすく、皮膚についてしまったときに落ちにくいのが特徴。(塗るのがむずいw)


✔︎脱色剤・脱染剤

 

脱色剤・脱線染には「ブリーチ」「ヘアライトナー」がある。

・ヘアライトナーは、基本的に酸化染毛剤と同じで、1剤中のアルカリ(アンモニア等)と2剤の過酸化水素が反応して、脱色する。


・ブリーチは、「1剤である、過硫酸塩などの過酸化物」と「2剤の過酸化水素」を混合することにより、強い脱色・脱染作用が働く

 


ブリーチは得に高いph(水素イオン指数)があり、髪の損傷が激しいので、より注意して使う必要がある。

  

✔︎一時染毛料

 

主にカーボンブラックなどの顔料を一時的に髪の毛に付着させ染める。

シャンプーで落とすことができるので、面接等で一時的に染めたいときに便利!

黒彩スプレーなどがある。

✔︎非酸化染毛料

非酸化染毛料は「おはぐろ式染毛」があり、

1剤の多価フェノールと、2剤の金属塩を使って髪の毛を染める。

色は、黒に近い明度の低い色で、脱色力も無く、色調も限られている。

◯パーマが当たりにくくなる?

◯かぶれやすい人でも使える

◯色持ちは1ヶ月程度

 

✔︎その他の半永久染毛料

その他の半永久染毛料には、下記の2パターン↓

 

1.HC染料・塩基性染料を配合した染毛料

 

カラートリートメントなどに配合される染料はHC染料・塩基性染料があります。


・HC染料…コルテックスまで浸透して染まる

・塩基性染料…髪の毛表面にイオン結合する

 

◯持続性は、酸化染毛剤より短いが、トリートメント剤とよく合い、皮膚に付着しにくい特徴がある。

 

2.天然タイプ染料を配合した染毛料

 

天然タイプにはヘナカラーなどがあり、

ヘナ・藍(あい)・あかねなどの植物に含まれる色素が配合されている。


◯かぶれなどが少ない上、皮膚や髪にとっても良い成分であることが多い

 

 

ってな感じで、カラーを勉強する前に、ざっくり頭に入れておいていただけるとありがたいです。

では、次の記事で♪

✂︎この記事を書いた人はこの人

・神戸市の美容師
・とくにナチュラルなショートやボブが得意
・仕事の合間にためになるブログを運営
・ギターを弾くのが好き
・写真撮影も好む
・DMにてご連絡お待ちしております
・としきのSNS【instaglam/youtube

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