本記事ではカラーを極めていくにあたって、カラー剤の理解を深めよう!!
っていうことで「底アルカリカラー」の特徴を解説する。
底アルカリカラーは、カラー事のダメージ軽減に重宝するので、効率的に使っていくことをお勧めする。
■低アルカリカラーの理解
■ダメージを抑える施術ができる
◯前回の記事ではアルカリカラーについて書いているので合わせてご覧いただきたい↓↓
低アルカリカラーの特徴
◯低アルカリカラーとは、普通のカラー剤よりも「アルカリ剤」が少なく配合されていて、
・染毛時のダメージが少ない
・アルカリカラーより染まりが悪い
・アルカリカラーより脱色力が弱い
などの特徴がある例えばこんなカラー剤↓↓
例えば、「ウエラ ソフタッチ」のカラー剤は低アルカリカラーで、上記のような特徴がある。
✂︎低アルカリカラーが染まる仕組み
✔︎低アルカリカラーは、アルカリカラーに比べて「アルカリ剤」が’少なく入っている。
✔︎直接染料の役割が大きい
↑基本的に上記きのような特徴があるのだが、もう少し詳しくいうと
✔︎低アルカリカラーは、アルカリカラーに比べて「アルカリ剤」が’少なく入っている
低アルカリカラーには「アルカリ剤」が少ないことがわかったところで、
それによって起こる影響があります。
□まずアルカリが少ないと、キューティクルの開き具合が少ないです。
キューティクルがあまり開かないことによって、薬剤の浸透率は弱くなるが、
髪の毛のダメージはアルカリカラー剤と比べて、少ないのが特徴。
□アルカリが少ないことで、オキシの活性力が低い
アルカリが少なく、オキシ(過酸化水素)の活性力が、弱いことによって「脱色力」が弱くなります。
そのため、ダメージは少なくなるが、髪の毛を明るくすることは、期待しにくい!ということだ。
✔︎直接染料による染色が大きい
アルカリカラーは、酸化重合して初めて発色する「ジアミン染料」の力が強いのに対して、
低アルカリカラーは、それ自体に色がある直接染料(ニトロ染料)の役割が大きくなります。
そして、それらの染料には
・ジアミン染料(オキシと混ざって発色)=粒子が大きい
・直接染料=粒子が小さい
このような特徴があり、ジアミン染料に比べて、直接染料の方が、色落ちが早いです。
なので、アルカリカラー剤に比べ、低アルカリカラーの方が、色落ちが早いとされています。
✔︎低アルカリカラーはこんなときに使う
- ブリーチ後の明るい髪に使う
- 脱色が必要ないときに使う
- ダメージがひどいときに使う
- 薄い色味を使いたいときに使う
ってな感じが、低アルカリカラーの特徴でした。
ぜひ覚えておいていただきたいです。
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