パーマを極めるに当たって、理解しておきたいことは山ほどある…
そんな中から今回は「パーマ剤1剤」の配合成分を紹介せていただく。
1剤の内容成分を知っておくと、薬剤コントロール技術も向上するので、
ぜひ学んでいっていただきたい。
ではいこう♪
◯パーマについての超・超・基礎がわからない方はこちら↓
◯パーマが当たる仕組みも理解しておこう↓
パーマ剤1剤の主な内容成分とは??
パーマ剤は基本的に以下の3つの配合成分でできている。たった3つなのだ。
- 有効成分(還元剤)
- アルカリ剤
- 添加剤
これが答え。パーマ剤は「有効成分(還元剤)」「アルカリ剤」「添加剤」でできているのだが、
この3つにはそれぞれ役割と種類がある。
↓これだ
✂︎①有効成分(還元剤)の役割と種類
パーマの配合成分である「還元剤」にもいくつか種類があり、還元剤は髪の毛の「シスチン結合」を切断する役割がある(パーマの形をつける下準備といったところだ)。
※還元剤の働きについてはこちら↓↓
そして、還元剤の主な種類はこちら↓
チオグリコール酸・チオグリコール酸アンモニウム液・チオグリコール酸ものエタノールアミン・システイン・システイン塩酸液・システアミン・アルギニン等
いろんな種類の還元剤があるが、一般的にコールドパーマで使われる還元剤は
- チオグリコール酸
- システイン
- システアミン
といったところだ。
◯更に、数年前まではパーマの還元剤は、「チオグリコール酸」と「システイン」が主に使われていたが、最近では(現在令和5年)パーマでは「システアミン」をメインで使うのが主流になってきている。
✂︎②アルカリの種類と役割
次に、1剤中のアルカリについてだ。
◯まず、アルカリのお主な役割は、髪の毛を膨潤させ、薬剤を浸透させる、非常に重要な役割を持っている。(毛髪診断を間違えて、強いアルカリを使うと必要以上に髪にダメージを与えるのだ)
そんな「アルカリ」にもいくつか種類がある↓↓
アンモニア・モノエタノールアミン・炭酸水素アンモニウム・Lアルギニン・etc
◯主に使用されているアルカリ性のアルカリ剤は「アンモニア」「アミン系」になる。
それぞれどちらも、長所・短所があるのでざっくりこんな感じ(軽く覚えておいてね♪)
長所 | 短所 | |
アンモニア | 高揮発性のため塗布後10分程度で効果phが下がるので オーバータイムを防げる | アンモニアの刺激臭がある |
アミン系 | 刺激臭が少ない | ・髪と親和性と残留性が強く落としにくい ・不揮発性により、オーバータイムの可能性あり |
ってな感じで、アルカリにも種類があることがわかっていただきたいのだ。どうもありがとう。
✂︎③添加剤の内容や役割をざっくりと
添加剤…となんかしっくりこない感じで書いていますが、これが意外と重要な役割を果たしている。
パーマの完成には↓
・効果重視
・仕上がりや使用感重視
の2パターンに大別できるのですが、この違いを分けるのが、なんと!
コンディショニング成分と呼ばれる「添加剤」なんです。
更に、添加剤はパーマ剤の作用を抑制します…頑張りすぎるパーマ剤を食い止めるのだw
なので、添加剤の種類によって、パーマのパワーも変わってくるということになるから驚き…
と、とても重要な役割を果たしているのだ。
その添加剤の主な成分はこちら↓↓↓
エデト酸塩・チオグリコール酸・シリコーン・カチオン化セルロース・ppt ・システイン・etc
ってな感じ。
※ここまで読んだら次は2剤を理解!
✂︎まとめ
パーマを習得するにあたって、多少の薬剤知識はあった方がいいと思うので、ぜひ参考にしていただけるとありがたいです。
(何が入っているかもわからないものをぶっかけるのも違う気がするので…w)
ちなみにぜひ僕のYouTubeも遊びに来てください♪
ではまた♪
コメント