カラー選定をしていく上で、カラー剤はどのようにして染まるのかを理解しておくことはとても大切です。
本記事では、カラー選定をしていく前段階として、カラー剤が染まる仕組みを理解していただきます。
カラー剤が染まる仕組みとは!?
✂︎カラー剤1剤と2剤の役割!?
基本的にカラー剤は1剤と2剤を混ぜて、髪の毛に塗布することによって髪の毛が染まるのはご存知の方も多いかと思いますが…
では実際、1剤と2剤の間で、どのような反応を起こしているのでしょうか??
まずは「1剤の成分と役割」から解説していきます。
✂︎1剤の成分
まず、1剤の中の重要な成分は「酸化染料」と「アルカリ」になります。
◯「酸化染料」と「アルカリ」に以外にも、「トリートメント」や「調整材」が入っているのですが、主に重要なのがこの二つ「酸化染料」と「アルカリ」です。
✂︎2剤の成分
カラー剤2剤は「過酸化水素水」です。
◯過酸化水素水は酸性で、酸化剤として機能します。
✂︎1剤と2剤を混ぜるとどうなる
1剤と2剤の主な成分が分かったところで、これらを混ぜるとどうなるか。
その、答えは「1剤」と「2剤」を混ぜることで、活性酸素が発生します。
◯その活性酸素が1剤中のアルカリと反応し、髪の毛を膨潤させキューティクルを開き、毛髪内の色素を脱色したり、染料を入れたりします。
アルカリが反応し、髪の毛に色が入る準備ができると、1剤中のもう一つの成分である「酸化染料」が過酸化水素水と反応して、発色が始まります。
これが髪の毛の染まる仕組みになります。
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