- 髪の毛って一体どんな構造?
- 髪の毛って何でできているの?
本記事では、こんな髪の毛の疑問を分かりやすく解説していきます。
ちょっとした豆知識にもなるので、是非最後までご覧ください!
✂︎髪の毛の構造
髪の毛の構造は”のり巻き”のように、3層になって構成されています
その一番外側から
- 「キューティクル(毛小皮)」
- 「コルテックス(毛皮質)」
- 「メデュラ(毛髄質)」
の3つの層からなります。
まず、のり巻きの”のり”にたとえられる1番外側のキューティクルは魚の鱗のようなもので、根本から毛先に向かって生えていて、”タケノコの皮”のように(4枚〜8枚)が重なっています
(このキューティクルにより、毛髪はブラッシングや摩擦などから内部を守ります)
次に、のり巻きの”ご飯”にあたる毛髪の最も多い部分が、コルテックス(毛皮質)です
ここには毛髪の色を決定するメラニン色素があります
ヘアカラーをすることによって毛髪の色が変わるのは、このコルテックスに薬剤が作用しているからです
また、パーマもコルテックスに薬剤が作用して効果を発揮しています
コルテックスは過度のパーマ処理や染毛の繰り返しにより、その構成物であるタンパク質の流出や編成が起こります
そうすると、水分を保持する力が低下して、毛髪がパサついたり、パーマの作用部位やカラーの染着部位が少なくなり、薬剤の効果や持続に悪影響を及ぼします
最後に、のり巻きの”具”にあたるのがメデュラ(毛髄質)で毛髪の中心部を指す
これは毛髪に必ずあるわけではなく、細い髪や生えたばかりの髪には無い場合もあります
そして、他の動物では、メデュラが異常に大きく体温を保つのに都合が良い場合もあります
最近では、毛髪の”艶”に関して、メデュラは深い関係があると考えられています
しかし、メデュラに関しては未だ、解明されていないことが多くあるのが現状です
髪の毛を作る主な成分
毛髪のケラチンタンパク質は、約「18種類のアミノ酸」からできており、シスチンを多く含む(14〜18%)。そのため、他のタンパク質と比べて腐敗しにくく、化学薬品に対して耐性があり、物理的強度も強く、弾力も大きいことが特徴
毛髪中のその他、「微量元素」は、約0.5~0.9%含まれています
その中には、鉄、銅、カルシウム、マグネシウム、などの金属の他、リン、ケイ素等の非金属を含め「30種類の無機成分」が含まれています。
これらの微量元素は、チリ、ホコリ、頭髪化粧品等の外部からの付着、または、体内からの蓄積によるもの、あるいは毛母細胞の分裂増殖の際に、不可欠な成分として、必然的に存在するものなどが考えられます
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