
普段何気なくパーマをかけていますが、実際、どのような仕組みでパーマがかかっているかはよくわからないですよね?
そこで、これからパーマをかけていくにあたって、どのようにパーマがかかっていくのかを少し頭に入れておきましょう!
結論はこんな感じですが、ここからもっと詳しく見て行きましょう!!
パーマ液の仕組み
パーマは、毛髪の結合を切断するパーマ剤1剤と、切断した結合を元に戻すパーマ剤の組み合わせによってかかります
1剤
1剤は「還元剤」「アルカリ剤」「その他の添加物」「水」から作られています
この1剤の水とアルカリ剤が、まず毛髪のキューティクルの隙間から毛髪内部に入り込み、側鎖結合である水素結合を水が切断し、アルカリ剤は、塩結合を切断します
そのため、毛髪は緩み、膨潤し、キューティクルの隙間が広がり、還元剤が、毛髪内部に入りやすくなります
毛髪内部に入り込んだ還元剤(チオグリコール酸、システイン等)は毛髪中のジズルフィド結合(SーS結合)と反応し切断されて、システインとなります
ジスルフィド結合が切断されると、毛髪はさらに緩み、膨潤して隙間が広がります
隙間が広がると、還元剤がより入りやすくなり、ジズルフィド結合を切断する作用が、次のような手順で行われます
側鎖結合が切断→毛髪は緩み、膨潤し隙間ができる→還元剤等の薬剤が毛髪に入りやすくなる→さらに側鎖結合が切断される
この繰り返しで、毛髪の還元反応は進み、適切な1剤の反応時間で、ウェーブを作るために必要な側鎖結合の切断が行われます

2剤
2剤は酸化剤、PH調整剤、その他添加物と水から作られています酸化剤(臭素酸塩、過酸化水素)は切断された、ジスルフィド結合を酸化し、再結合します
このように、毛髪内部の側鎖結合が、再結合すると、毛髪の網目構造も再形成され、毛髪は、弾力と強度を取り戻し、収縮して、元の状態に戻ります
なお、塩結合は、phを酸性にすることにより再結合し、水素結合は毛髪を乾燥させると再結合します
以上が、パーマがかかる仕組みになります
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