ヘアカラーで髪の毛が染まる仕組みとは??

ヘアカラーについて編(一般向け)

普段何気なく美容室で染めているヘアカラー!

カラーをするだけで印象も変わり、気分もあがりますよね♪

そこで今回は「実際ヘアカラーはどのようにして染まっているのか」を解説させていただきます

それでは早速行きましょう!!

2種類のヘアカラーについて

ヘアカラーは、物理的に毛髪を染色する化粧品の染毛量と、化学反応を利用して染色する医薬部外品の染毛剤に分類されま

  • 化粧品に分類される=染毛料
  • 医薬部外品に分類される=染毛剤

そして、医薬部外品である、染毛剤には酸化すると発色する性質を持つ(酸化染料)が、有効成分として配合されますので、「酸化染料剤」と呼ばれます

この酸化染料の成分で代表的なものが「パラフェニレンジアミン」です

実際にヘアカラーで髪の毛を染めていくには

それでは、実際に酸化染毛剤(ヘアカラー)で髪を染めるときの手順は

  1. 酸化染料(パラフェニレンジアミン)の入った1剤と、過酸化水素が入った2剤を混合
  2. 混合した物を毛髪に塗布し
  3. 15分〜20分ほどの時間をおく
  4. シャンプーで洗い流す

という流れになりますが

この「混合」操作が、ヘアカラーで色が染まる仕組みと深く関係しています


◯一般的に、酸化染毛剤は、高い効果を得るために、アルカリ性に調整されていて、このアルカリ性の酸化染毛剤「1剤・2剤」の簡単な成分は


  • 1剤=酸化染料+アルカリ剤+水
  • 2剤=過酸化水素水+水

となります

この1剤と2剤を混ぜると、この混合液は「アルカリ性」になり、過酸化水素が分解されて活性酸素を放出します

その活性酸素が毛髪中の「メラニン色素」を分解すると共に、酸化染料を酸化して発色させます

このように、酸化染毛剤は

  • 毛髪の脱色(ブリーチ)
  • 酸化染料による染色


を行い染毛する仕組みを持ちます

また、時間の経過とともに、毛髪内の酸化染料は分解されるので、「色落ち」が起こります

そして、染毛時には脱色(ブリーチ)も同時に行われるので、退職後の髪は染める前よりも明るくなっているのが特徴です!

スマイル君
スマイル君

カラーが色落ちすると、いつもオレンジっぽい色になるのは、髪を染める過程で脱色(ブリーチ)も同時に行っているからなんだね!

このように、ヘアカラー(酸化染毛剤)は1剤(酸化染料)と2剤(過酸化水素水)を混合し、化学反応によって染毛する物なのです!

なお施術にあたっては、薬を十分に混ぜ、均一に塗布し、混ぜてから時間のたった薬は効果が落ちますので、使用しないようにしてくださいね♪

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