普段何気なくしてるシャンプーですが、どうして髪の汚れが落ちるのでしょうか?その答えは…
それではもう少し、かみくだいてご説明していきます!!
シャンプー剤が汚れを落とす仕組み
汚れは、”泥”など水に溶けるものと、”油”などの水に溶けない汚れがあります
そして、頭皮や毛髪の汚れは、体内部からの物と外部からの物に分けられ、内部からの汚れは、皮脂腺から分泌される”汗”や”フケ”があり、外部からの汚れは、”埃”や”排ガス””スタイリング剤”などがあります
水に溶ける汚れは、水ですすぐことで洗い流せますが、水に溶けない汚れは水だけで落とせませんので、洗浄剤を使用して落とします
この洗浄剤となるのが「シャンプー」になります
汚れを落とす洗浄剤には「界面活性剤」が用いられ、この「界面活性剤」の構造内に水に馴染みやすい部分と、油に馴染みやすい部分の両方があります
そのため、「界面活性剤」が油汚れと接触すると、油汚れと、界面活性剤の油に馴染みやすい部分が結び付きます
そして、髪に付着していた油汚れが界面活性剤の方に結びつき、やがて油汚れは界面活性剤に包まれます(画像の状態↓)
「界面活性剤」は水に馴染みやすい部分もあるので、油汚れを包んだ「界面活性剤」は水に馴染み、すすぎ落とすことができるようになります
これがシャンプー剤で汚れが落とせる仕組みになります!
なるほど!!
そういえば…この汚れが落ちる仕組みに「泡立ち」は関係していませんよね…
そうなんです!泡立ちと洗浄力は関係ないのです!!
泡立ちが良いから、汚れが落ちるということではありません
しかし、「泡」は大事な役割を果たしていて
毛髪は摩擦や無理な力が加わることで、キューティクルが剥がされ、毛髪の損傷につながります
シャンプーをする際には、少なからず摩擦や髪の絡まりによるダメージが起こります
そこで、そのダメージから守ってくれる「クッション」のような役割を果たしてくれるのが「泡」になるので、シャンプーをする際は、しっかり泡立ててから、洗っていただけるよう、心がけてくださいね!
シャンプーが泡立ちにくい場合は、2回シャンプーがおすすめ!
一度、泡立て程度にシャンプーをつけて流し、二度目でしっかりシャンプーをするとよく泡つのでおすすめです!!
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